独居老人の鑑!

生活の知恵

お達者訪問で、今年は6年前に訪問した方達を再度訪問することになりました。

その中で最年長の方は、満94歳になる1人住まいの男性のAさんでした。

Aさんは8年前に訪問した折、86歳にもかかわらずかくしゃくとした立ち居振る舞い、頭脳明晰なお年寄りで、音響関係の仕事をしていらしたことや、今時貴重な真空管を使ったスピーカーを趣味で修理しているなどと話されていて、修理中のスピーカーを見せてくださったのです。

しかし、さすがに8年経って94歳ともなると1人暮らしは無理なのではと思われ、もしかしたら施設に入られたのでは…?と思いながらインターホンを押すと「はい、何でしょうか?」と元気な返答があり、眉も髪も真っ白になってはいるものの以前と同様なしっかりとした様子のAさんが顔を覗かせました。

立ち話では疲れるからと、玄関を上がってすぐのリビングダイニングのテーブルに向き合って座りお話を伺いました。

驚くことに、高齢男性の独り住まいであるにも関わらずリビングはスッキリと片付いていて、床置きされたものもありません。😳

前もって訪問の連絡もしていなかったので、これはいつものことなのでしょうね。

色々なお年寄りに会うことが多い私ですが、特に男性の方では、身綺麗にされているだけでも立派だと思いますのに、Aさんは無精髭など無く小ざっぱりした姿に止まらず、お住まいも綺麗に片付いているのは尊敬してもしきれないくらいです。

お話を聞くと、それでも8年前よりも衰えたそうで、カートを引いて買い物に出かけた時に、表通りの目に見えないほどの下りにバランスを崩して転んだということでした。

「それからは、カートは危ないから止めて、重いものは娘の婿さんにまとめて買ってもらうことにして、いつもの買い物はリュックを背負って出かけてるんだよ」とのこと…。

現状を分析して改良しながら、自分のことは自分でやる生活を続けている様子が窺えて感心しました。

そればかりではありません。亡くなった奥様の介護をしていた時になってしまったぎっくり腰が、草むしりに熱中すると時々起こるのですが、先日起きた時、整形外科で処方されたロキソニンテープを貼ったら便秘になってしまったのだそうです。「それでね…。調べてみたら副作用に便秘があったんだよ。それで剥がしたら、すぐに治ったんだ」とのこと。いやはや、患者としてのリテラシーの高さにも驚かされました。

驚いたり感心したりする反応が嬉しかったのか、Aさんは饒舌に話してくださります。しかし、それはお年寄りに有りがちな、相手の話も聞かず自分の話だけをするという態度ではなく、問われたことに打てば響くような返答が返ってくるのです

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