どうしようこの荷物…

生活の知恵
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引っ越しすることになって、嫌も応もなく降りかかってきたのは、持ち物の整理でした。

結婚後46年間、増えに増えていた大量の物を27平米のワンルームに納めるのです。

初めて部屋を見た時はあまりに小さいスペースと思え、ここにベッドを置いたら、それに腰かけて食事をするほかないのではと、一瞬思い込んでしまい、暗澹たる気持ちになりました。

しかし、思い直して部屋の内寸を測ってみると思いの外広く、大きなチェストも収納付きのベッドも余裕で収まることが分かったのです。感覚と実際はとても違うものだと実感しました。

それからは、生まれついての楽天的な性格もあって、新しい部屋のレイアウトに燃えたのです。積極的に残すものと手放すものを振り分け、部屋の中にどう配置したらスッキリと居心地良く出来るのか、楽しんで知恵を絞りました。

残りの人生、敗北感と暗い気持ちで住んでいくのか、楽しく気持ちよく過ごしていくのかでは天地の差がありますし、無理に気持ちを捻じ曲げて思い込むのはかえって逆効果になりますからね。

おまけにこれからの人生、どのくらい生きるのかお金がかかるのか全く分からないのですから、思い出なんかに引きずられて、トランクルームを借りるような無駄は避けなくてはと、心底思ったのです。

そこで、これから必要もないテーブルウェアのセットなどは、ガレージセールを開いて売ったり、出番の少ない貴金属は、今の高騰を見ると惜しいのですが、それでも金価格を見ては銀座の田中に行って換金していきました。さらに、着付けも出来なかった着物などは、母には申し訳なかったのですが、金額などは度外視して引き取ってもらう事にしました。

持っていくものは、ベッドとチェストといくつかの小さな収納や家電。そして、厳選した服やバッグと手放せない書籍。引っ越し業者は、ネットの引越ザムライというサイトで、数社の相見積を取って2万円という安さで引っ越したのです。

今思い出すと申し訳ないのですが、その時はネットの風水で調べた、最も良い日、良い時間に来て欲しいと、一番の友人に無理を言って来て貰いました。家の用事もあるというのに、友人は、身勝手な私の頼みを引き受けてくれたのです。

引っ越し業者の人にも、離婚しての再出発だからと頼み込んだところ、「何とか頑張って来ますよ」と引き受けてくれました。業者の人は、ベッドの分解と組み立てもしてくれて、本当に親切な運送屋さんだったのです。今思っても、本当に有難く申し訳ない気持ちで一杯になります。

お二人とも、本当に有り難うございました。

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