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少し、自分のこと書きますね。
10年前に還暦離婚しました。
長いこと別居状態だった夫ですが、いよいよ仕事がうまくいかなくなり、相続した屋敷を立て直したマンションも、そのほかの土地も手放すことになったのです。屋敷を立て直すために私が仮越しで住んでいたマンションも、弟妹たちの取り合いとなり、出て行ってくれと矢の催促でした。
大学卒業後すぐ結婚した私は、仕事の経験もなかったので自立する自信もなく、女を作って勝手に子供まで認知されていたにもかかわらず、自立することへの不安から、そんな別居生活に甘んじていました。
しかし、勝手な夫は自分の今後の生活を守りたい一心で、離婚を迫りました。裁判ではなく調停でしたので、夫は事業が破綻状態で払えるお金がないと主張して、慰謝料その他の支払いを逃れました。今考えると、なんて馬鹿な調停を受け入れたのかと不思議なくらいですが、その当時は本当に心を病む一歩手前だったのだと思います。
この続きは次に書きますね。
