人生を貫く大切な言葉!

考えたこと
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以前記事に書きましたが、私は祖母に様々なことを教えてもらいました。寝る時は祖母の隣で眠り、寝付くまでは鉄道唱歌を聞かされて寝たものです。

鉄道唱歌って知ってますか?、殆どの方は知らないんじゃないかな。

「汽笛一声新橋を、はや我が汽車は離れたり、愛宕の山に入り残る、月を旅路の友として。」これが1番で、神戸につくまでの12番までの歌があるんですよ。いつ出来たのかは知らないのですが、明治生まれの祖母と手を繋いで寝て、3番の「国府津降りれば馬車ありて、坂も(本当は酒匂らしい)小田原遠からず、箱根八里の山道も、あれ見よ雲の間より」の、箱根八里の山道辺りで寝落ちしてました。

その他には、本所七不思議とか牡丹灯籠なんて怪談…。まだまだ外の足音が聞こえるような造りの時代でしたので、外を歩く下駄の音に怯え、夏掛け布団に潜り込んでは、暑さに耐えられず布団をはいだりしていたものです。

置いてけ堀とか、王子の狐に化かされた話とか、毎夜、家がズィ~ッドンと家鳴りするので、ある晩そっと裏に回って見たら、大きな狸が家の壁に寄りかかって大きなシッポを右左に降っては家の壁に叩きつけていたとかね…。

また、近所の誰それさんの知人夫婦が、子供を願ってお稲荷さんに願をかけたら、願いが叶って生まれた子供がまるで狐のような顔だったとかね…(これは多分、今でいうところの口蓋裂のことであったのだと思いますが)「この子は最近まで、家にお使いに来ていたんだよ」なんて、殆ど実話怪談のノリで話してくれたものでした。

そんな祖母の色々な話の中で、人生の様々な場面で自分を律することが出来た大切な言葉があります。

それは、「上見りゃ限り無し、下見りゃ限り無し、だからね…」という言葉でした。

限り無しは、「かぎりなし」と読むのではなく「きりなし」と読むのです。

祖母はよく言っていました。「今いる自分から上を見てごらん、自分より偉い人やお金持ちな人、幸せな人は限りが無い位いるもんだよ。また下を見れば、自分より駄目だったり貧乏だったり、不幸だったりする人だって限が無いほどいるんだ。だから、そう思って自分を弁えることが1番大切な事なんだよ」

この言葉は、私の人生を貫く大切な言葉として、今もなお生き続けています…。

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