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息子達のお受験の時、ある小学校の試験問題を見て、感銘を受けた記憶があります。
その問題とは、ティーポット🫖の絵が描かれていて、「これを上から見た絵を描いてみましょう」というものでした。
なんて高度な問題なんだ!と、驚かされたんです。
勿論、「物事は多面的である」とか、「視点を変えて見ることが大切」とか言うことは皆さんも十分ご存じだと思いますよ。
でもね、この問題を見た時の感想は、単なる理解の域を超えた体感ともいうべきものだったのです!
試しに、手近にあるポットを上から見て絵に描いてみて下さいな。
蓋と本体が二重丸で、その横から注ぎ口と持ち手の長方形が出て来る絵が描けるでしょ…。こちらの方を先に見せられたら、ポットだと即座に分かる方はそうは多くないと思いますよ☝️
元々、私は小さい時から、出来事を色々な方向から眺めたり、解釈を変えてみたりすることが好きな子供だったんです。
そんな自分の感性に、具体的な名を与えて視覚化してくれたのが、この問題だったんですよ。
分かっているつもりの事柄に、改めて「そうだよね〜、こんなに違うんだよね!」と気付かされた瞬間だったのです。
その後は、自分のことを「正しく」理解されていない!と思ったり、変化した状況を受け止めたりする時に、この気付きはごく自然な観点を私に与えてくれ、無理することなく楽しく乗り越える力をくれたのです。
その頃の私の状況を、過剰に大変なものと思ったり、無理をしていると思ったりする人がいても、それは、その人がその視点からしか見ることが出来ていないからに過ぎないと、理解できたんですよ。
実際、その頃の私がとてもビックリした事といえば、それ以前の自分が、暇を潰す為にランチやお茶をしたり、何かに熟達するために、なんと多くのお金を払ってきたことか…、と言うことだったのです。
仕事を覚えるためには、退屈することなく時間が飛ぶように過ぎていきましたし、その暇つぶし(失礼💦)に対して、こちらが対価を払うのではなく、逆に対価を受け取ることになったからです❣️
PCの使い方だってそうですよ。WordやExcelは基本的で、学会でのスライド作りのためにPowerPointの使い方も習ったんですからね✌️
だから、大概の使い方は知っています。
これ全部、給与を受け取りながら手に入れたんですから…😜
と、ここまで書いてきましたが、これはあくまでも私の視点からの判断であると言うことは、皆さん、頭において下さいね。
私が言いたかったことは、私が色々とやれているということではなく、皆さんも、皆さんの今を多角的な視点で眺めてほしいということなんです。
だって、皆さんが手にしている物の中には、私がやむを得ず切り捨てていった宝物が、必ずある筈ですからね☝️
それにしても、お受験という名のテクニックを通して、この知恵に触れた子供達は、きっとこう言うと思うんです。
「知ってるよ、そんなこと!塾で習ったからね!」って…。
あぁ、なんて勿体無いことでしょう😅