秋…いや昔の真夏の気温

考えたこと
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昨日、授業に出かけるため家を出ると、秋を思わせる風が吹いていました。

あゝ、なんて涼しい風…。もう秋なのねなどと思いましたが、「チョッと待てよ…これって昔、真夏にプールに出かけようと家を出た時の空気感じゃない?」って思ったのですよ。

実際、日向に出ると、ジリジリとした日差しは、昔プールや海へ出かけようとしていた時のものだったのです。

日向は暑いけど日陰になると風が涼やかな…。

そうです。暑いけれど水に入ったら気持ちが良い…あの夏の空気感だったんです。ジリジリした日光で灼かれた肌も、水に浸かるとスッと熱が引いて、浸かりすぎていると唇が紫色になってしまうような…。

そんな真夏の、大人は暑がっていても子供はウキウキとして水遊びをする。そんな空気感を思い出したのです。

水遊びを終えて、冷えた身体が火照りを取り戻した夕方、カナカナの声を聞きながら鎌倉の伯母の家の縁側で昼寝をしていると、決まって昨日のような涼しい風が吹いて来たものでした。

あれは秋ではなくて、夏休みの8月の記憶に違いありません。あの頃は、どんなに暑くても涼しいと思える風が吹いていたんですね。

それに比べて今年の夏は、湿度が高くまつわりつくような高温の熱風が、身体の熱で下がった周囲の温度を上げるかのように吹きつけていたように思います。

実際、昨日の気温は31℃でした。あの頃の真夏日が、今は秋の訪れを感じさせる涼しさだったというわけです。

いかに今の気象が異常であるのかを、体感出来る出来事だと言えるのではないでしょうか。

夏は暑いものだ、昔はクーラーなんか要らなかったと言って、熱中症で亡くなるお年寄りが決して少なくないこの頃、昔とは4℃から5℃も気温が違うということを理解することが、本当に必要なのだと実感した昨日の出来事でした。

だって考えてもみて下さい。4℃から5℃体温が上がったら、生きていることは出来ないじゃないですか…。

そうでしょ!

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