涼風とひぐらしの声

生活の知恵
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遅い昼ご飯を食べて昼寝をしてから、陽の傾いた6時過ぎにトマトジュースを買いに近所の「まいばすけっと」に出かけました。

昼過ぎのムッとするほどの熱風から、心地よく涼しく変わった風に吹かれ、公園に足を踏み入れるとひぐらしの声が聞こえて来ました。

この小さな公園は、敢えて手を加えず自然な植生を保護するために作られています。池の周りには茅やガマの穂が茂っていますし、秋に枯れてしまった後の池には、渡り鳥の真鴨が泳いでいたりするのです。

玉川上水沿いの道や、この公園に足を踏み入れると、木々や土が熱気を和らげてくれるためか、少しだけ涼しい感じがします。

ひぐらしというのは、夏の終わりに鳴き出していたような記憶があるのですが、ここではミンミンゼミやツクツクホウシ、アブラゼミなんかが鳴き出す少し前にいっときだけ鳴くのです。

それも、朝の陽が昇るか昇らないかといった早朝と今日のような日暮れ時の、ほんの少しの間だけ微かな声でカナカナ…と鳴くのです。

子供の頃、夏休みに聞くカナカナの声は、夏の終わりを告げるもので、宿題の片付けを迫る切ない寂しいものでしたが、ここで聞くカナカナの声は夏の始まりを告げる、密やかで風情のある声なのでした…。

子供の頃聞いたカナカナと、ここのカナカナは種類が違うのでしょうか…ね?

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