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昼頃にお喋りに来た友人が話していたことです。近所の同世代の知人が2人程、急に亡くなったことにショックを受けたそうで、つくづくそんな年になったんだと思ったわと言うのです。
暗い感じで話していたかと思うと、「ちょっと、シャネルのクリーム、貴方使ってみてどうよ?」と聞くので、「何度同じこと聞くのよ!だから、貴方から見てどうよ?私は効き目あると思うから、使っているけど…」というと、「う~ん、老眼だから良く分からない。今度、甥っ子に頼んで買ってもらおうと思うんだけど、なかなか機会がなくてね…」という返事。
そんなに迷っているうちに、さっきの話ではないけど寿命が来ちゃうよ…と心の中で突っ込みを入れました。そんなこんなの取り留めもない話の中で、彼女が1つ話したことが頭に残ったのです。
それは、やはり彼女のご近所さんの話ではありますが、ご主人がステージⅣの癌になられ、診断時には転移がある状態だったそうです。けれども奥さんは必死になって治療薬を調べ、ある薬にたどり着いたので、主治医に内緒でその薬を飲ませ続けた所、奇跡的に癌が消滅してしまったんだそうです。
所が、訳も分からず消滅してしまった癌に納得できない主治医は、消滅の理由が知りたいと様々な検査を繰り返したそうです。知人でもあった主治医に内緒で薬を服用していたこともあり、その事も話せず検査を止めてもらうとは言いだせなかったそうで、結局ご主人は白血病で亡くなられたという事でした。
これは短絡的に、検査を繰り返して放射線を過剰に浴びたからだと結論付けることは出来ないとは思いますが、ご主人を亡くされた奥さんは、知り合いだったから検査を止めることが出来なかった…と、悔いを残していたそうです。
様々な理由があって白血病を発症したのだとは思いますが、奇跡的な回復さえも、そのまま有難がることが出来ず真相を究明せずにはいられない、科学万能の現代社会の側面を見る思いがしたのは、私だけでしょうか?
こんな感想を抱く私は、原始的で蒙昧な考えの持ち主かもしれませんがね…。