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「この間、ひどい目に合ったのよ！」
しばらく振りにあった友人がこんな話をしました。「たまたま、今日は外食しようってことになって、近所のレストランに行ったの。う～ん、そんな高級なとこじゃなくてね、ちょっとファミレス程度のとこなのよ…」
「そこで、ステーキランチを注文したんだけど、まぁちょっと筋っぽいかなとは思ったんだけど、気にせず食べてたのよ。でね、ちょっと大きめな切れ端を食べた時に、筋が噛み切れなかったんだけど、まぁ良いかなって飲み込もうとしたの…。そしたらなんと、喉に引っかかちゃったのよ！！」
「のどに引っかかったまま食道にも落ちず、声も出ないし息が苦しくってね。前にいた夫に身振りで知らせても、全然気付いてもくれないのよ。あっ、あって言って身振りで知らせたら、やっと気付いてくれたけど、どうしたらいいか分からないって感じでね。ホント死ぬかと思ったわ…。でもさ、高級レストランならともかく、ファミレスみたいなところで肉をのどに詰まらせて死ぬなんてねぇ。死んでたまるかって思ったわよ！」
ひょんな具合で肉が喉を通り抜けて、命拾いをしたんだという事でした。良かったねぇと言いながら、私たちは大笑いをしましたが、他人事ではありません。私だって、すき焼きの白滝を飲み込み損ねて目を白黒させた経験があるんです。
彼女のお嬢さんの話では、近所のおばさま方の合唱サークルの本当の目的は、喉を鍛えて嚥下困難を防ごうというのだそうですよ。
皆さんも、筋っぽい肉や白滝は細かく切るかよく噛んで、お喋りなんかせずに、落ち着いてのみ込みましょうね！！
