教える仕事って幸せ…

生活の知恵
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昨日は、楽しみにしていた教え子と会う予定でした。

昼過ぎに授業を終えて、約束の場所に行くと彼女からのメールで「5分遅れます。ごめんなさい」とありました。

「相変わらずだなぁ…」と苦笑しつつも、ちゃんとメールを送ってくる点に、成長を感じました。

授業を担当している間、時間に間に合うことは数えるほどしかなく、準備して待つことが殆どだったからです。

小学校6年生から担当して、この3月に高校数学となって手を離れるまでの4年間、中々出来なかった繰り上がりの暗算から、因数分解をこなせるようになるまで指導して来ました。

相変わらず遅刻しているから、ちっとも会わないのかと思い込んでいた所、彼女から塾を止めたことと、お礼の挨拶も出来ずにいたことへの詫びのメールが送られて来たのです。

繰り上がりが苦手だった自分が、ここまで来られたのは先生のおかげです。何とか自分でも勉強を頑張れそうな気持ちになったので塾も止め、1年遅れることになりますが、アメリカの高校を受験することに決めて勉強を始めています。今の学校はそれまで続けるつもりです。…とありました。

勉強は得意ではなく、色々と心配をした生徒さんでしたが、とても素直で自分を飾ることのない子でしたので、しっかりとした文面にとても嬉しく感じ、都合の良い日に会おうと返信すると、彼女からも会いたいとの連絡があったのです。

そして、冒頭のメール通り少しばかり遅れて来た彼女は、手土産の紙袋を持っていました。

「お母様が持たせたの?」と聞くと、「いや、自分で選んで来た」との返事。

何が良いか迷ったけれど、これなら良いかなと思ったとのことでした。

私も、留学を目指す彼女の役に立ちそうな「英語ピクトグラム図鑑」という本を渡しました。

「昨日、中間テスト終わったばかりだから今は見たくないけど、来週から友達と毎日、勉強会することにしたんだ」という彼女…。

「まだまだ人間が弱いから怠けそうになるけど、塾を止めた割にはこの中間は頑張ったし、生物なんか結構書けたと思う。数1は良かったけど、数Aはみんなで予想したのと違うの出して来たから、ボロボロかも…」

「あんたね…。ヤマを賭けるって進歩したんじゃないっ!何やってるんだか分からなかったら、ヤマなんてかけられないんだからね」

などと、大笑いしながらカフェで3時間も話し込んでしまいました。

私も彼女も、楽しくなければ無理な話を続けるタイプではないので、親の愚痴やら子供の愚痴やらを話し合っては、互いに同情しあったり、しょうもない自分達のことを笑ったりと、あっという間の3時間でした。

世代は違っても、その頃の笑いのツボは全く変わらないものなんですよ🤣

女子校特有の、男子の目を意識しない、心がオッサンの2人でした💦

小学生の頃から教えて、同じ目線で話すことが出来るように成長した姿を見ることが出来るなんて…。

この次は、留学前に会おうねと言って別れました。

教える仕事の幸せを感じた、昨日の出来事でした❣️

そうそう、彼女曰く。絵文字を使うのは中高年にありがちなんだそうですよ😅

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