年齢制限なしの仕事

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テレフォンアポインターの仕事で、パソコンの操作に自信?を持った向こう見ずな私は、3か月ほど休んだ後、暇にまかせて数件の応募をしてみました。

不慣れだった為、どの企業に応募したのか書き留めていなかったので、連絡を貰っても話がとんちんかんで立ち消えになったものもありました。その中で1件印象に残っていたものがあります。

それは、丁寧な封書で「緘」と押印された返信だったのです。ラヂオプレスという一般財団法人からのものでした。たった一行の募集記事で「ラヂオプレス」とだけあったので、なんだか怪しい会社だなと思い込んでいたのですが、内閣府の外郭団体であることが分かりました。外信のニュースを和訳して、各放送局に配信する担当部署だったのです。

学科試験の日程が書かれていました。

当日、会場に入ると老若男女50人程が着席していました。一番前の席につき、試験官と思しき人に「この中の何人程が合格するのでしょうか?」と尋ねると、「基準に達する人であれば、何歳でも何人でも採用しますよ」との答えでした。

「では、若い帰国子女の人が有利ですね」と聞くと、「いや、英語さえ出来れば良いわけではありません。日本語力や沢山の知識が必要ですからね」との返答が返ってきました。

なるほど、午後1時から5時までかかった学科試験は、A3の用紙5枚に国語・数学・社会・一般常識・ニュース文章の和訳と盛りだくさんな内容で、しばらくぶりに脳内の知識を総動員したという記憶が残っています。

国語に関しては得意科目であったので、しめしめと高得点を予想しましたし、数学についてもまあまあの出来ではと、ほくそ笑みました。しかし、問題は社会と一般常識でした。国と首都を結びつける問題では、分かり切った国が出ないのは当然としても、タジキスタンやブータン(ティンプーはひねり出しました)などの中央アジアの国々や中央アフリカの国々など、国の名を聞いても「?」といった国々の首都を問われたのです。そればかりか、憲法条文の誤りを指摘せよという問題には、法学部卒でありながら「すいません…」と空欄で出すほかありませんでした。

土耳古、希臘、埃及、馬来西亜…て読めますか?トルコは読めましたよ。でもね…💦 今だったらググれば出て来るかもしれませんが、え?といった感じでした。でも、面白かったです。

最後のニュース文章の和訳については、スウェーデンの大使親子が誘拐されて…という内容のフェイクニュースを、辞書なしで和訳するのですが、スウェーデンの大使親子が誘拐されたという事しか分かりませんでした。とほほ。

で、「今回は誠に残念ですが」という返信を頂きました。

しかし、募集に適合した能力さえあれば年齢の壁はないのだという事を知ったのは、大きな収穫でした。

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