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仲の良い従兄弟のお嫁さんは、長女タイプでもあるせいか、自分が我慢したり自分が折れれば家庭内を円満なものにすることが出来ると思い、長い結婚生活を送っていると常々話しています。
それは、私などのように自分が第1の人間には、真似ることの出来ない素晴らしい美点だと心底思われるのですが、問題なのはその行動が彼女にとって苦痛でありながら、止めることの出来ない習慣となっているという点なのです。
同じような悩みを抱えている人は、彼女だけではなく私の周囲にもたくさん見られます。
多くは、真面目で責任感が強く忍耐強い人ばかりなんです。そんな人たちに、若い時の私は「そんなに辛かったらやらなきゃ良いじゃないの」とか、「貴女がやってしまうから、ご主人が変わらないのよ」とか言っていました。
今も時々言ってしまう事があるんですが、それって違うのかも…と最近気付くことがあったのです。
それはね、通っている美容師さんとの会話の中で気付いたのです。彼女のお母様も常々自分を殺してご主人に仕えてきたのですが、今年ご主人を亡くされた後、やっと自分の時間を取ることが出来たというのに、近所の目が気になったり友人と話が合わなくなったりと、折角の自由を愉しめずにいるというのです。
「友達を作るのが上手じゃないんでしょうかね…」と、相変わらず愚痴の多いお母様を心配して彼女は言います。彼女自身はお母様を反面教師として、自分で開拓して生きていく道を選択し、今があると言う事でした。
話していてふと気付いたのは、「自分が変わらないといけないんだけどね…」といった自分の言葉です。
彼女のお母様の旦那さん(お父様ね)だって、従兄弟のお嫁さんの旦那さん(私の従兄弟ね)だって、ず~と変わらなかった訳じゃないですか…。
それなのに、彼女たちだけが今度は変わらなきゃって思うのは片手落ちだっていうもんじゃないかしら?
人は、自分が心から変わろうと思わない限り、自分を変える事は中々出来ないものなんですよ。私だって、貯金しなきゃ無駄遣いは止めなきゃって思ってたし、人にも言われてましたよ。
ええ、ええ言われてましたとも…。でもね、心の底からこれじゃダメだって思った時に、初めて変える努力をしたんです。しなきゃ生きていけなかったからね…。
真面目な人たちだから、「こんな自分を変えたい」なんて思っているかもしれないし、違う立場や性格の人たちは「貴女が変わらなきゃ」なって言うかもしれないけど、そんな意見なんてぶっ飛ばして、同じ立場やタイプの人たちととことん愚痴をこぼし合ってみたら良いんじゃないかなと思いました。
従兄弟のお嫁さんと美容師さんのお母様が話したら、「うん、うん、そうよね~」「分かる!だから私だってそうなったのよ~」とか楽しい会話が出来るんじゃないかと思いました。違う立場の人が聞くから愚痴になるのであって、同じ立場の人同士では、単なる経験談になるんじゃないですか!
そんな人達同士で話を続けているうちに、「貴女の時はそうだったの…、私はこう切り抜けたけどね」なんて言う風にアドヴァイスを出し合ったり、「そうか…そう考えればいいのね」なんて思えてくれば、「ねばならない思考」からの脱却も可能になるかもしれないなと思えたのです。
愚痴だって便秘とおんなじで、溜り溜ると吹き出物や大病の素になりますからね!
そんな人のためのサークルを作りたい!と思った私でした…。