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「まったく…」保険の総合代理店から届いた書類を見て、私は舌打ちをしました。
そこには、今まで契約していた保険とは違う書類がクリップで止められていて、蛍光ペンで囲まれた箇所にチェックとサインをするように指示されていたのです。その下に隠れるように、現在契約しているという保険会社の更新書類が重なっていました。
なになに…と補償内容を見てみると、建物のみが補償対象となっているだけで、家財は対象外となっているではありませんか!
建物は殆ど補償されることがないから、家財の補償を中心に掛けたはずなのに…、そう思っていつもはあまり見ない保険会社からの「契約内容確認」の葉書を開いてみると、家財が補償対象となっている2つの保険が書かれていたのです。
…でも、保険証書の番号が、挟まれていた更新書類の番号と違うのです。
高齢者だったら、何も分からずにサインしてしまうに違いありません。上に載っている、違う保険会社の書類にだって、分からないままにサインしてしまう可能性だってありますよね。
その時の私には、高齢者を相手に、成績を上げようと無駄な保険をかけさせていたゆうちょ銀行の行員のことが思い出されたんです。
年寄りだと思ってバカにして…。
そう思った私は、総合代理店ではなく保険会社の問い合わせ窓口に電話をかけました。
「更新手続きの書類が送られてきたのですが、保険証書の番号が違うんです」
送られてきた書類の証書番号を告げると「そうですね…。これは新規契約の番号ですね。保障内容確認ハガキの保険は、5年分一括で払い込まれているものですので、切り替える必要はございません」
「まぁ、何も分からずにお勧めの保険にサインしてしまったら。余計な保険をかけてしまう所だったのですね!しかも、そちら様の保険より他社の物を上にしてあるなんて!信頼できない会社じゃありませんか!」
「ただ…お客様、この保険は火災保険ですので、建物のみにお掛けになった記憶はございませんか?」
「え…?火災保険?」
思い出しました💦
このマンションを母の名義で購入することになった時、弟に「住み始めるまでに火事になってしまうと大変だから、火災保険だけは直ぐに掛けるんだよ」と言われて、取り敢えず建物だけに火災保険をかけたんでした…。
始めに一括で払い込んで、その後に1年更新に変わったのだと思い出したんです…。
改めて書面を見ると、そのことが書いてあった上、100円前後高額だが、火災だけでなく地震にも対応が付帯する他社の保険がお勧めです。と書いてあるではありませんか…。え〜と💦
「そう言えば、このマンションを購入した折に、取り敢えず火災保険だけはと、掛けたことを思い出したわ…」
振り上げた拳の…という言葉を思い出しましたよ💦
保険会社の担当女性は柔らかく「お客様、色々とお比べになってから、当社の商品で無くてもお決め下されば宜しいかと存じます」と答えてくれたのです。
直接、総合保険代理店にクレームの電話をかけないで良かった…と舌を出しました。
ちゃんと書面を見ないで物事を判断する、佐藤愛子さんばりの早とちり&勇み足だったのです。
その後、じっくりと両社を比べた私は、総合代理店お勧めの他社に契約変更をしたのでした…。(笑)