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昨日、アンケートに答えていたら「あなたにとっての優しさとは?」という質問があって、「具体的な経験などから答えて下さい」とありました。
優しさ…と聞いて思い出すのは、息子が亡くなった時の周囲の人々の温かさですが、それ以上に、離婚を決めて新しい道を歩き始めた前後の色々な人達がしてくれた優しい思いやりの数々が思い浮かんだんです。
ご主人の赴任先から帰国した友人が、帰国した空港から「帰って来たわよ!」と連絡をくれたこともありました。一時帰国だと思った私が「今度はいつ帰るの?」と聞くと「ずっと…。日本に帰って来たのよ」と答えたのです。先行きに不安で一杯だった心が、この電話によってどれ程力づけられたことか計り知れません。
また引越しに先立ち、愛犬の行き先に困っていた時、重病のご主人がいらしたにも関わらず、「一時期うちでお預かりしたこともある子ですから、我が家にお預け下さい」と言って下さった方…。ご主人が末期の癌でいらしたことをひと言も仰ることなく、半年後に亡くなられたお知らせを頂き、申し訳なさと有り難さに感謝の気持ちを深くしたものでした。
その子をお願いする時には、空港から電話をくれた友人のご主人が、車を出して千葉までの道のりを送って下さったのでした。
また、引越しの荷造りが終わっていないのではと心配してくれた別の友人は、美浜の家から我が家まで来てくれて、荷造りやゴミ出しをせっせと手伝ってくれたのです。
そして、中学入学以来の大親友は、心のゆとりが無く我儘な私の頼みを聞いて、早朝から車を出して夕方まで引越し当日の仕事を手伝ってくれたのでした。彼女は心から私のことを心配してくれていて、行き先を失うのではと戸惑ってかけた私の電話を聞くと、我が事のように泣いてくれたのでした…。
このように思い出して書いていると、がむしゃらに過ごして来たあの頃に受けた、様々な優しさを改めて思い出し、感謝の気持ちを深くすると同時に1人でなかったからこそ、乗り越えることが出来たのだな…とつくづく思いを深くします。
何かと博物館やランチに誘ってくれた友人や、ここに引っ越して来るまでの何年間も、毎年大晦日にお線香を上げに来てくれていた息子の親友…。思い出すとキリがないほどの優しさを数えることができます。
その一方、今までお付き合いしたことも無かったのに唐突に我が家を訪れた後、新築のお家に招待して下さった方もいました。ランチのお誘いを受けて参加すると、私の知らないお知り合いの方が何人かいらして、その後、娘さんがいらっしゃると言うお一方から、お付き合いをしたいと言うお申し出があったとのことで、ビックリしてお断りをした事もありました💦
しばらくは、何かとお裾分けのような頂き物が続きましたが、この頃は私の生活が落ち着いて来たので、安心されたのか興味が薄れたのか音沙汰も失せています😅
きっとその当時は、興味半分に親切心半分だったのでしょうね…。
優しさについて、つくづく考えさせられる経験でもありました…。
ところでつい最近、空港からの電話が忘れられなかったと感謝の話を再びすると、友人は照れたのか、「多分、うちの子(愛犬)達が出て来るのを待っていていて、暇だったからかけたんじゃなかったのかな…」などと言っていました。(笑)
優しさとか素晴らしい言葉とかって、与えたり言葉を発した本人はそれほどと思わなくても、受けた人にとって大きな力をくれることが往々にしてあるもんですね…
意識するしないに関わらず、そんな本当の優しさを誰かに与えることが出来たらと思いました。
いつか出来るかな〜😊