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昨日、「届きましたよ」とメールを頂いたので、帰りに彼女の部屋に寄って鯖寿司を受け取りました。
「お土産だからいいのよ」
お言葉に甘えて持ち帰り、夜は食べないという禁を破って、待ちきれずに一切れ食べました。
美味しい!
ふっくらとした身は締まっていて丁度良い酢加減。…でも、思ったより塩気を感じました。キリッとした味という感じだったのです。
東京のものの方が甘口なのかな…
のし紙に書いてある挨拶を読むと、昔から鯖寿司は晴れの日のご馳走であって、寒さの季節などは3日程の日持ちがするものであると書いてありました。そして、ご飯の味が落ちるので冷蔵庫に入れずに常温で保存して下さいと書かれていたのです。
ということで、残りは今朝の楽しみな朝ご飯となりました。
左からいつもの焼き芋🍠にヨーグルトをかけたもの、キャロットラペ、同じくお土産の千枚漬け、鯖寿司、かきたまのお汁、お煎茶、以上です。
1晩経った寿司を食べて驚きました。昨夜感じた塩気はすっかり丸くなっていたのです。これが、「熟れた」ということなのでしょうか…。
これが昔からの、味を熟れさせるというお寿司の原型なのだと思いました。
塩をした鯖を、殆ど甘みを加えていない上質な酢で締めて酢飯の上に巻き、昆布で包んで味が熟れるのを待つ…。
このお寿司は、出来立てよりも時間をおいた方がより美味しくなるのだと気付かされました。これが昔からの仕事なんでしょうね。
江戸っ子は、せっかちで直ぐに食べたい方だから、酢の味つけなどもやや甘めにして、気長に待つことなく熟れた味を再現しているのかもしれませんね。
「ほんまもんの味は、時間がかかるのどすえ…」と言われたような気がしました。